久留米大学大学院医学研究科 修士課程看護学専攻

がん看護分野CNS養成コース

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地域連携・セミナー

地域連携セミナーの必要性

 本学は、がん対策推進基本計画における、がんプロフェッショナル「がん専門医療人材」養成プランに基づき、がん看護専門看護師養成ならびにその活動支援を担ってきています。
 現在のがん政策は、がんになっても自分らしく生きるために地域共生社会の実現をめざし在宅療養を推進しています。そこで、大学病院と地域との連携および、専門職と地域に根差す医療職とのコラボレーションは必須のものであると考えます。
 そこで、久留米ネットワークの会と、がんプロフェショナル養成プラン、地域と連携したセミナーを開催してきています。下記をご参照ください。

2019年度 がんプロセミナー

2019年度 がんプロセミナー
1.目 的1)ライフステージに応じたがん患者・家族のQOLを維持・向上させるために、家族のニーズを充足する援助方法について理解する。
2)がん患者家族支援における、がん看護専門看護師の果たすべき役割について考える。
2.講 師高知大学医学部附属病院 家族支援専門看護師 星川 理恵先生
3.日 時2019年6月8日(土) 14:00~17:30
4.場 所久留米大学看護学科 A棟4階 講義室1
5.テーマがん患者家族支援における、がん看護専門看護師の果たすべき役割
6.内 容1)研修会の意図
家族の発達課題やライフイベントをふまえた上で、がん患者とその家族(子どもや配偶者、独居高齢者など)に生じている問題について理解し、解決に向けた具体的な支援について考える。
本セミナーの講演内容は、講師の許可のもと、「新ニーズに対応する九州がんプロ養成プラン」の一環として、他大学、他職種向けのeラーニングとして教材作成をいたしました。

久留米ネットワークの会、九州がんプロフェショナル、
久留米大学病院クリニカルスキル・トレーニングセンターコラボレーションセミナー

久留米ネットワークの会、九州がんプロフェショナル、久留米大学病院クリニカルスキル・トレーニングセンターコラボレーションセミナー
1.日 時2019年3月3日(日) 9:00~16:00
2.講 師京都橘大学看護学部 講師 野島敬祐先生
3.テーマ「多職種連携で患者・家族の自己決定を支える」
4.場 所久留米大学クリニカルスキル・トレーニングセンター
5.セミナーの目的1)多職種連携において、困難な事例を解決していく方策を計画し実施することができる。
2)患者・家族の自己決定を支えるために必要な連携能力を身につける。
3)ライフステージに応じたがん対策における、がん看護専門看護師の果たすべき役割について考える。
6.研修会の意図患者・家族の自己決定を支え、より良い生き方を支援するために多職種による連携が重要視されている。そこで、本研修会では、事例をもとにシミュレーションすることを通し患者・家族の望む在宅ケアにつながる退院支援の実際について考える機会とする。
7.受講者ネットワーク会員(久留米大学大学院がん看護専門看護師教育課程履修生・修了生(外部施設から5名参加))、久留米大学病院職員 合計16名

タイムスケジュール

時間スケジュール
10:00-10:30シミュレーションの基本について
10:40-11:00事例紹介(事例の理解と作戦会議)
11:00-11:15導入(ブリーフィング) 目標の確認、やり方説明
11:15-11:25患者対応シミュレーション
患者の全身状態の観察を実施する
11:25-12:00振り返り(デブリーフィング)
12:00-13:00昼食
13:00-13:20患者の問題点の共有と作戦会議
13:20-13:30導入(ブリーフィング) 目標の確認、やり方説明
13:30-13:40多職種カンファレンスのシミュレーション
13:50-14:50振り返り(デブリーフィング)
14:50-15:20グループ発表
15:20-16:00野島先生講義とまとめ

講義概要

「シミュレーションのいろは」と多職種連携のまとめ

①シミュレーションの良いところ

  • 失敗することができる
  • 何度でも繰り返すことができる
  • 安全な環境である
  • 目的がしぼれる
  • 基本をしっかり学べる

セミナー内容

シミュレーションのインストラクターは野島敬祐先生と原 頼子(久留米大学看護学科)で行った。

1.急変した患者への対応を行うシミュレーション
事例:胆管が閉塞して緊急入院になった在宅療養中の胆管がん患者
①痛みと発熱という急性症状が出た場面を観察するシミュレーションを実施した。
②患者の症状を観察した体験を振り返り、アセスメントを行い、現在の身体的問題点を明確化した。
2.患者の症状は一応落ち着いたが、現在も在宅で過ごしたいと思っているのか?家族は支えられるのか?という問題が明らかとなった。
患者の退院支援に向けた多職種カンファレンスのシミュレーションを実施したカンファレンス参加者は、看護師A・B(Aは1年目役、Bはベテランの看護師役)、医師(本当の医師が行う)、薬剤師(看護師が役をする)である。
①カンファレンスの後に、1.2.3の視点で振り返りを行った。
  1. メンバーと共に患者に起きている問題点を共有する。
  2. メンバーと共に患者の希望の実現に向けて考える。
  3. 多職種の専門性を理解し、意見の共有をする。

まとめ

多職種コミュニケーションは、患者・利用者・家族・コミュニティのために、職種背景が異なることに配慮し、互いについての役割、知識、意見、価値観を伝え合うことが大切であることが理解できた。

参加者の感想

  • 言語化してみないと職種間でずれていることがわからない。
  • 日頃から多職種連携をしているが、自分が一番大事にしていること苦労していることが研修から明らかになった。
  • 多職種の価値観を認めるほど、職種をつなぐ難しさがあることを再認識した。
  • 今回シミュレーションを通して、客観的に見る視点が体験できて勉強になった。

2017年度 がんプロ共催久留米ネットワークの会 セミナー

2017年度がんプロ共催久留米ネットワークの会セミナー
1.日 時平成30年3月31日(土)13:00~15:30
2.テーマがんスクリーニングにおけるがん看護専門看護師の役割
―様々なライフステージにある患者・家族を支えるために―
3.目 的1)がん政策において推進されているがんスクリーニングの効率的な運営や、スクリーニングデータを生かしたケアの実践につなげる方法を探索する。
2)1)を実践できるためのがん看護専門看護師の『調整』役割や、実践方法について参加者間で意見交換し、具体策を共有する。
4.講 師国家公務員共済組合連合会 浜の町病院 がん看護専門看護師 野口玉枝様
5.研修会の意図現在のがん政策は、がんになっても自分らしく生きるために地域共生社会の実現をめざし在宅療養を推進している。緩和ケアに関しても、診断時から標準的に享受できる社会を目指すため、がんスクリーニングの実施と結果に基づく適切なケアの提供を行うシステム作りを推進している。しかし、がんスクリーニングにおける実際の取り組みは各々の施設にまかされ、そのために施設間に格差があると言われている。施設の現状を把握し、問題解決に向けて意見交換をすることは重要なことである。

2017年度 がんプロ共催大学院セミナー

1.日 時平成29年10月15日 10:00~13:00
2.講 師田墨 惠子先生
国立大学法人大阪大学医学部付属病院 がん看護専門看護師
3.場 所組織と地域ならびにがん看護専門看護師との連携―ライフステージに応じたがん患者支援のために
「変革者としての専門看護師の活動展開-Try and Errorの中で見えてきた課題-」
4.場 所看護学科A棟講義室4
5.内 容「変革者としての専門看護師の活動展開―Try and Errorの中で見えてきた課題」というサブテーマで、変革者としてのMind、変革するためのシステムの理解、CaringとEBM実践、CNSとして際立つということ、生活を支援するという視点の内容でご講演をいただきました。
また、セミナーの後には、講師を交えたディスカッションも行われ、まず最初は、田墨先生が管理者でありながら、CNSとしての役割をどのように実践されているのかについてお話いただき、活動時間の確保の難しさや、システム作りについて等参加者から質問がありました。次に、どのように患者の強みを発揮できるような実践ができるのか、多職種にどのようにアプローチしていくと良いのか等を含めて活発な議論が行われました。

2016年度 がんプロ共催地域がん研修会及びセミナー
「「地域包括ケアシステム」と協働するために専門看護師ができること」

「地域包括ケアシステム」と協働するために専門看護師ができること
1.目 的退院を支援し、地域・在宅で暮らす患者・家族の生活をコーディネートするために、生活者の視点を持ち、多職種の特性や方向性を理解し、患者や家族のこれからをどのように支えるのか考える。
2.講 師久留米東地域包括支援センター
主任介護支援専門員 吉山 稔(よしやま みのる)先生
茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター
看護局長 がん看護専門看護師 角田 直枝(かくた なおえ)先生
3.テーマ「「地域包括ケアシステム」と協働するために専門看護師ができること」
4.日 時平成28年3月19日(土)13:00~16:45
5.場 所久留米大学医学部看護学科 C棟講義室